好みのフォントを入れる [Ubuntu]

現在の Ubuntu のデフォルト日本語フォントは Noto みたいですね。この 10 年で日本語フォントがすごく豊かになったように思います。

上の画像は Ubuntu 24.04 の端末のウインドウです。昔に比べるとすごくきれいな文字です。しかし、端末で等幅フォント(実際、設定されているフォントは Monospace です)ということで文字間隔は仕方ないとして、行間が気にくわない。おそらくフォントが持っている文字の高さがこうなっているようです。

Mac でも Windows でも、ターミナルのフォントとエディタのフォントは HackGen ~ 白源を使っています。Linux にも HackGen をインストールしようと思います。昔は /usr/local/share/fonts/ に入れてましたが、今もここが一般的なフォントのディレクトリなんだろうか。

まずはフォントファイルをダウンロードします。フォントをインストールしようとしているということは GUI を使っていると思うので Web ブラウザで HackGen の リリースページを開き、そこから ZIP ファイルをダウンロードします。現状ではバージョン 2.9.0 が最新リリースで、普通のやつと Nerd Font 付きのやつの双方をダウンロードしておきました(HackGen_v2.9.0.zip と HackGen_NF_v2.9.0.zip)。

ダウンロードした ZIP ファイルをダブルクリックすると、ファイルが解凍されます(昔はアーカイバのウインドウで中身が見えていたかと思ったが…)。

生成されたディレクトリの中はこんな感じです。

HackGen というようなディレクトリをつくって、その中に生成されたフォントファイル(ttf ファイル)をすべてコピーしておきます。

ここから端末で作業。端末を起動して、HackGen ディレクトリが見えることろに移動します。そこで HackGen ディレクトリをコピーします。
(以前は root:root でコピーされていたような気がするけど root:staff でコピーされている。)
続いて fc-cache を実行。

$ cd ~/tmp/
$ sudo cp -r HackGen /usr/local/share/fonts/HackGen
$ ls -l /usr/local/share/fonts/HackGen
合計 135720
-rw-r--r-- 1 root staff 11239764  5月 17 14:40 HackGen-Bold.ttf
-rw-r--r-- 1 root staff 10695124  5月 17 14:40 HackGen-Regular.ttf
-rw-r--r-- 1 root staff 11239408  5月 17 14:40 HackGen35-Bold.ttf
-rw-r--r-- 1 root staff 10694628  5月 17 14:40 HackGen35-Regular.ttf
-rw-r--r-- 1 root staff 11250760  5月 17 14:40 HackGen35Console-Bold.ttf
-rw-r--r-- 1 root staff 10711388  5月 17 14:40 HackGen35Console-Regular.ttf
-rw-r--r-- 1 root staff 13060044  5月 17 14:40 HackGen35ConsoleNF-Bold.ttf
-rw-r--r-- 1 root staff 12520684  5月 17 14:40 HackGen35ConsoleNF-Regular.ttf
-rw-r--r-- 1 root staff 11251872  5月 17 14:40 HackGenConsole-Bold.ttf
-rw-r--r-- 1 root staff 10710336  5月 17 14:40 HackGenConsole-Regular.ttf
-rw-r--r-- 1 root staff 13061184  5月 17 14:40 HackGenConsoleNF-Bold.ttf
-rw-r--r-- 1 root staff 12519656  5月 17 14:40 HackGenConsoleNF-Regular.ttf
$ sudo fc-cache -fv
Font directories:
        /root/.local/share/fonts
        /usr/local/share/fonts
        /usr/share/fonts
<<<SNIP!>>>
/usr/local/share/fonts: caching, new cache contents: 0 fonts, 1 dirs
/usr/local/share/fonts/HackGen: caching, new cache contents: 12 fonts, 0 dirs
<<<SNIP!>>>
/usr/local/share/fonts/HackGen: skipping, looped directory detected
/root/.cache/fontconfig: not cleaning non-existent cache directory
/root/.fontconfig: not cleaning non-existent cache directory
fc-cache: succeeded
$

最後に fc-cache: succeeded と表示されているから大丈夫だと思いますが、/usr/local/share/fonts/HackGen: skipping, looped directory detected の表示が気になりますね。

端末のフォントを設定してみます。(端末が起動していたら終了して)端末を起動します。ハンバーガーメニュー設定を選択して設定画面を開きます。使用しているプロファイル(デフォルトでは名前なしだと思います)を選択して、フォントを指定をオンにして Monospace となっているボタンをクリックします。

HackGen Console NF を選択して、選択をクリックします。
HackGen のコンソール用フォント(Nerd Font 付き)を選択しています。Nerd Font が付いているやつは端末のプロンプトをカスタマイズしたりするときに必要になったりします。

行間がしっくりくるようになりました。

$ tree /usr/local/share/fonts/
/usr/local/share/fonts/
└── HackGen
    ├── HackGen-Bold.ttf
    ├── HackGen-Regular.ttf
    ├── HackGen35-Bold.ttf
    ├── HackGen35-Regular.ttf
    ├── HackGen35Console-Bold.ttf
    ├── HackGen35Console-Regular.ttf
    ├── HackGen35ConsoleNF-Bold.ttf
    ├── HackGen35ConsoleNF-Regular.ttf
    ├── HackGenConsole-Bold.ttf
    ├── HackGenConsole-Regular.ttf
    ├── HackGenConsoleNF-Bold.ttf
    └── HackGenConsoleNF-Regular.ttf

2 directories, 12 files

今回インストールしたフォントの配置は上記のようになっている。


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